※大人向けの話を置いています

Sタングの拘束プレイ  
お風呂でにゃんにゃん(会話のみ)  
発情期リザちゃん  
リザいじめ  
酔っ払いリザ  



 


ただ扉を開けただけの人間は、執務室の主がまた仕事をサボって部屋から抜け出したと思うだろう。
しかし私はちゃんと部屋の中にいる。
机に向かって座っているのではなく、机の下に潜り込んで床に膝をつき、仕事ではなくちょっとした遊びに興じていた。
机の下には私だけではなくリザ・ホークアイ中尉もいる。
「中尉がヤキモチだなんて、少し意外だったな」
「んーっ!」
机の一番奥に背を預けるリザを、机の中に閉じ込めてしまうようにして彼女に覆いかぶさると、彼女はびくりと肩を揺らした。
リザの無理やり広げた脚の間に体を入れると彼女は私を蹴ろうとするが、床に尻をついた体勢での攻撃は簡単に避けられる。
リザだって、普通の状態でさえ私に勝てないことくらい分かっているくせに、彼女は必死だ。
あのリザ・ホークアイ中尉が、これから何をされるか分からない恐怖に翻弄されているのが手に取るように分かり、声を出して笑いたいほど愉快だ。
「知ってるよ。君がさっき渡した書類、『早急にサインを』なんて言っていたけど、期限はまだまだ先だ。なあ、そうだろ?」
「んっ、ん!」
リザは声を上げ、脚で床を蹴る。
リザはウサギがライオンに追い込まれるように机の中に閉じ込められても、胃の中に飲み込まれる運命にあるこの状況から逃げ出そうと、懸命に抵抗をする。
「私がデートで浮かれているのがそんなに気にくわなかった?でも男だから性欲処理ってやつが必要なんだよ。君は相手をしてくれないし」
「んーっ!」
布で後ろ手に手首をきつく縛られたのが気に入らないようで、リザは先ほどからしきりに身をよじり、解こうと一心不乱にもがいている。
そんなことをしたら綺麗な白い肌に痕が残るだけなのにな。
仕方ない、赤い痕は私があとで舐めてあげよう。
リザに向かって優しく微笑むけれど、彼女にその私の姿は見えない。
「素直じゃない女性は好きだよ。でも君の場合は自分にまでずっと嘘をついているから、少し厄介だ」
リザの目元に布を巻き、あの愛らしい茶色い瞳を閉ざしたのは私だ。
「ふ、んんー…っ!」
「ああ、呼吸が苦しいかな?でも君なら気に食わないとすぐ叫ぶだろうし、私達の言い争いの声なんて部下に聞かせたくないだろう?…何より、今から君が出す声を聞かれたらとってもまずいんだ」
くぐもった声で、言葉にならない声でリザは私にやめてと訴える。
意地っ張りで可愛くないことばかり言う口も、丸めたハンカチを入れて塞いでしまった。
軍服の上着の上から胸の膨らみに触れるとリザの抵抗がより激しくなる。
お願いだからやめて。
そんなリザの悲痛な声が聞こえるようだ。
この司令部という場所で行為に及ぶことをやめてほしいのではなく、リザは拘束され暴れることもできない状態で私に触れられることから逃げたいのだろう。
手の平に伝わるのは異常に速い鼓動。
これから私にされることを、暗闇の中で想像できる限りたくさん予想をして、リザはひどく怖い思いをしていると思うと、彼女がより愛おしくなる。
「んっ!んーっ!」
「ちなみに、部屋に鍵は掛けていない」
言葉にならない声をしきり発していたリザがびくりと体を強張らせた。
私に捕らえられ好きなように扱われている上に、もしかしたら誰かにこの状況を見られるかもしれない危機に、リザの顔が青ざめる。
部屋に鍵を掛けただけではなく、きちんと錬金術まで施して誰にも扉を開けられないようにして密室状態にしてあるのは、まだリザには内緒だ。
「私の誘いをいつも断るくせにヤキモチをやくなんて変だな。…なあ、そろそろ本音を言ってごらん。『私がほしい』って」
リザは目が見えず、言葉も発せない状態でも気丈に首を横に振った。
本当は泣きたいほど怖くてたまらなくて、すぐにでも逃げ出したいくせに相変わらず頑固だ。
縛られた手、目の前は真っ暗闇、聞き入れてもらえない言葉。
さて、リザはいつ降参するだろうか。
本当は乱暴に扱うのは嫌なんだけれど、リザが頑なに真実を言わないため、こうして強行手段に出た。
これでも結構我慢して、紳士に振舞っている方だ。
ただ獣のように欲に従うだけならば、リザの体に切り刻まれた傷から滲む血を眺めながら、彼女を犯すことになるだろう。
でもリザは大事な人だからね、我慢、我慢。
リザの軍服の上着を強引に開いて、黒いハイネックのシャツを捲くり上げた。
目の前に抜けるように白い素肌があらわになる。
私の動きが見えないために何をされるのか分からず、たったこれだけでも布の下の目は恐怖に大きく見開かれているだろう。
「…ん…っ」
下着の上から胸を強く鷲掴みにするとリザの唇が拒絶を訴えるように震えた。
しかし、胸の中心でかすかに、でも確かにしこって形を持った尖りが、手の平に当たる。
「もう固くしてるのか、君は。さっきキスして舌を入れた時から?触られた時から?なあ、いつからだ?」
乳房を乱暴に揉まれながら、リザは今度は羞恥に息を荒くした。
悔しそうに俯いた顔は真っ赤だ。
「誰が来るか分からない部屋で、縛られて、目隠しされて、口も塞がれて…興奮しているのか。こういうのが好きなんだね、君は」
「…んぅ…!」
違うと、リザは胸に触れられる快楽を含んだ甘い声で否定をし、首を横に振る。
「ほら、また嘘をつく」
色気のない黒い布の上から胸をつつくと指が柔らかい肉に埋まる。
わざと敏感な中心に触れず、その周りをくるくると指でなぞった。
「…んー…っ」
胸を弄びながら耳の中に舌を差し入れると、声をもらさぬよう歯を食いしばっていたリザが耐え切れなかったのか、熱っぽい吐息をこぼした。
どうやらリザは耳が弱いらしい。
視覚を奪われた今、音や触れられることに嫌でも敏感になっているだろうからなおさら痺れるように気持ち良いだろう。
胸の肝心な部分には触れず、その近くを円を描いて責めながら、わざと水音を立ててリザの耳を舐める。
「…う…!」
脚をじたばたさせながら顔を逸らそうとするリザを顎を掴むことで押さえ付け、もっと奥に舌を差し込む。
ふくよかな胸の上に絵でも描くようにして指を動かし続けていると、リザはだんだんと脚を暴れさせるのをやめて、彼女はおそらく無意識に私の腰を脚でぎゅっと挟んだ。
「…ん…ふ…っ!」
リザが高い声で喘ぎながら、苦しそうに身をよじる。
それは抵抗ではなく、布越しに触れられ、そしてなかなか核心を愛撫されない物足りなさから、リザは体をくねらせていた。
「…う…、…んーっ…」
ふと、リザの体が何かを求めるように規則的に、小刻みに体を揺らしていることに気が付く。
上半身を上下に揺らしながら、リザはなまめかしく首をくねらせた。
しばらくしてリザの目的が分かり、口の端をあげる。
そういうことか。
胸の飾りは布の上からでも分かるほどぷっくりと形を持ち、痛いほど尖っているのに、私にちっとも触ってもらえない。
だからリザは、我慢できずに、自ら胸を小刻みに揺らし、胸の尖りを下着に擦りつけて小さな刺激を得ているのだ。
もしも手を縛られていなかったら、リザは自らあの指で慰めていたかもしれない。
あとで試してみようかと、くつくつと笑う。
「いやらしいな、ホークアイ中尉は。こんなに淫乱だったとは」
リザは私の言葉にぱっと反応するように、現実から逃げるようにずっと俯いていた顔を上げた。
目元が布で覆われているがリザが、ひどく傷付いた表情をしているのが分かる。
「自分で胸を擦りつけて、気持ちいいかい?まったく…強情なわりに我慢はできないのか。ただの雌犬だな」
蔑まれる言葉を聞いて、彼女の唇が儚く震えた。
目元を覆う布にじわりと涙が滲む。
リザは無意識に快楽を得ようとしていた自分の淫らさに、私に指摘されてようやく気付いたらしい。
きっと潔癖なリザは私が想像もできないほどの絶望を味わい、崖から深く暗い谷に突き落とされた気分だろう。
ハンカチで塞がれた口から、かすかに鳴咽がもれる。
私に無理やり暴かれ、自らはしたない行動をして、それを見られ雌犬だと嘲笑われ、そのすべてがリザの心を確実に切り刻んでいく。
「一人で遊ぶのが好きなら手伝ってあげよう」
リザの軍靴とズボンを素早く脱がせ、床に放り投げる。
何もかも思い通りにならない体を貪られるのは嫌なのに、私に触れられることすらやめてほしいはずなのに、自ら快楽を得ていたことに打ちのめされているのか、リザは大人しくしていた。
「ああ、すっかりぐしょぐしょだ。君に見せられないのが残念だ」
下着は大きな染みを作って、いやらしい匂いを放っていた。
机の上から万年筆を取ると、何の予告もなしに、布の上から膣にペンを容赦なく差し込む。
「――んっ、んうっ!」
リザの体が大きくのけ反り、脚が私の体をきつく締め付ける。
下手に火をつけられた体にようやくちゃんとした刺激を与えられ、リザは軽く達してしまったらしい。
大事な万年筆が汚れてしまったから、あとにリザに舌で綺麗にしてもらおう。
「私が万年筆を持っていてあげるから、自分で動くんだ。君は一人でするのが好きなんだろう?」
リザはその一線は越えてはいけないというように一生懸命首を横に振る。
しかし、胸の中心は熱いのに未だ触れてもらえず、万年筆はどろどろに濡れた中を満たしてくれているのに動いてはくれない。
発狂しそうなほどリザの体は熟れて、でも食べてもらえずに燻っていて、もう自制など無理だろう。
リザの頬から汗が零れて落ちて顎に雫が伝う。
「ほら、動くんだ」
リザの呼吸がさらに荒くなり、下着の下の二つの丸い胸が上下する。
それと同時にリザの腰がかすかに、しかし甘い刺激を求めて揺らめき始めた。
「君が私をほしいと言うまで、遊んでいるところを鑑賞させてもらうよ、リザ」



※とある方が「このシチュエーションでロイアイはどうだろう?」と話しており、
「その案を頂いて話を書いてもいいですか?」と尋ねたら有難くも快諾してくださり、この話が出来上がりました。
案をくださった匿名様に感謝です!ありがとうございました!




 


「せっかく広い風呂に入れるからゆっくりしたかったかな。ごめんね。というか君、ちょっと油断してただろう」
「…た、いさ…っ」
「湯舟に浸かる君、幸せそうだったもんなあ。…おい、リザ、聞いてる?」
「…あ、そこ…だめ…!」
「君の部屋の風呂は、狭いからこういうことできないんだよね。だから機会は今しかないんだよ」
「…ん、う…っ」
「風呂で愛おしい人をうしろから抱き締めるのは男の浪漫だ…腕の中に柔らかい魅力的な体…。なあ、聞いてる?」
「…もう、触らないでください…っ」
「今さら?」
「…だから駄目…です…!」
「指を噛むな。ほら、縁に両手を…ここを掴んで」
「…あ…っ」
「君の中、風呂のお湯より熱いよ」
「そういうことを…言わないでくださいっ!」
「汗もすごいな」
「大佐…、私、もう駄目です…っ」
「ん?」
「…もう…のぼせそう…」
「そうか。じゃあ…風呂から出て壁に手をついて」
「は…?」
「よいしょ…。ほら、早く」
「ちょ…っ、やめてください!もう出るんですから…やめてっ!」
「やめないよ」
「…や、あ…っ!」
「……熱くてきついな」
「ばか…っ、馬鹿大佐…っ」
「はは、ずいぶん可愛い声だね」
「いや…っ、もう、本当にのぼせそう…っ」
「その前に終わらせるから」
「…あ…っ」
「どうした」
「どうしよう…大佐…っ立ってられな…い…!」
「体、ちゃんと支えているから心配しないで」
「あ、足が…っ」
「大丈夫。君も私も気持ち良くなって、もうすぐ終わる」
「…そんな、暢気なこと…っ…」
「顔が見えないのが残念だな」
「ひゃ!?…背中…っ、や、だめ…!」
「…リザ、可愛いね」




 


※この話の続きです

「リザ…廊下に声が聞こえるぞ」
中尉の汗ばんだ両脚を肩に担ぎ、彼女の中に入り込んだ雄で、笑いながら彼女をよりいっそう強く突き上げる。
中尉が涙と汗を宙に飛び散らせながら高い声で喘ぐ。
「ほら、だから、声」
「んん…っ」
中尉が唇を噛み、顔を真っ赤にして声を押し殺すが、それでも腰を押し付ければ甘い声がもれる。
軍服やシャツを下敷きにして私達は廊下の床で交わっていた。
中尉は黒いコートをシーツ代わりにして両手で強く握っている。
普段は「床に服を脱ぎ散らかさないでください」と私をこっぴどく叱る中尉からは考えられない光景だ。
「なあ、声、聞こえてもいいの?」
甘い痺れに感じ入るように目をつぶっていた中尉が、緩慢な動きで首を横に振る。
「さっきは、どうでもいいって言ってなかったっけ?」
「言って…ないです…っ」
「言ってたよ」
「あぁ…!」
中尉の体をこの雄で貫くようにして腰を打ち付けると、彼女は白い首をのけ反らせた。
「今の声は…さすがに聞こえたかもな」
「…は、あ…っ」
揶揄するように意地悪な笑みを浮かべながら言うと、中尉は私の言葉に反応するようにぴくんと体を痙攣させ、喘いだ。
「…もしかしてこの状況に興奮してるのか?住人に聞かれるかもしれないこの状況にリザ・ホークアイが興奮?まったく、いやらしいな。それとも、まさか聞かせたいのか?」
中尉は首を横に振るが、快楽に潤んだ瞳で違うと訴えられても説得力がない。
「大佐が…強くしなければ…っ、声、出ないです…っ」
「じゃあ、ゆっくりしていいの?」
「…いや…」
「嫌なの?」
「…もっと…」
濡れた切ない声で囁きながら、中尉が私をぎゅうっと締め付ける。
中尉の心も体も私を求めている。
この蕩けるように甘い声を誰かに聞かせるのは惜しいが、別に聞かれたって構わない。
愛おしいひとに「もっと」と望まれたのなら叶える以外に道はないじゃないか。
わざと水音を立てて結合部をより密着させると肩に乗せた両肩が跳ねて、中尉が体をくねらせた。
「君が『もう嫌だ』って泣き出すくらいしてあげるよ、リザ」




 


大佐の悪い癖が出た。
非常識な命令をして、私の忠誠を試そうとする彼の昔からの癖。
今回は、深夜の、司令部内にある倉庫にて。
この倉庫は昼間も滅多に使われることがなく、もちろん夜は人が近寄ることすらない。
大事な話があるからと、大佐に倉庫へ突然連れて来られたのだ。
人気のない倉庫で、副官の私と二人きりでの話。
今後に影響する大事な内容、または極秘任務の話に違いないと、そちらばかりに気を取られた。
だから私は、大佐が何かを企んで口の端を上げていることに気付かなかった。
つまり、軍人として恥ずかしいことに、警戒心がまったくなかったのだ。
時に大佐は、公になれば地位も権力も一度に失うような破天荒なことをする人なのに――
倉庫に入って扉が閉まった瞬間、手首を縄で縛られて壁に押さえ付けられた。
そして見覚えのある眩しい光。
大佐は錬金術を使って、手首を縛った縄を、私の頭の上に、壁に括るようにして融合したようだ。
唖然と目を見開いている間に、次は目隠しをされた。
呆気に取られて何も抵抗できなかったのは私の落ち度だ。
「ふぁ…あっ」
「いい声だ」
私のミスだと分かっているけれど、どうして涙交じりで喘がなくてはいけないのだろうと思う。
最初、無駄な抵抗しかできず、何も見えない私の服を、大佐は楽しそうにゆっくりと脱がせていった。
そして悪趣味にも、どこから入手したのか、「玩具」を濡れてもいない膣の入口に突っ込んだのだ。
「…うあ…っ」
私が喘ぐ様子をじっと見ていただろう大佐の手が、突然胸を掴み、肩が震える。
これから何をされるか、何が起きているのか、気配しか分からなくて、怖い。
また涙が滲んで頬を流れた。
泣けば大佐が喜ぶだけだと分かっているけれど、勝手に涙が溢れ出す。
「…ん、痛い…っ」
ハイネックからあらわになった裸の二つの乳房の片方を、大佐の指がぎゅっと掴む。
こんな強さでは胸に痕が残ってしまいそうだ。
「こんなこと…っ、やめてください…!」
「嫌だよ」
目隠しをされているために周りの状況がどうなっているか分からない。
軍人の性質上かいつも以上に感覚が冴えるけれど、恐怖のせいでうまく機能せず、ただ怖いだけ。
誰かに見られているんじゃないかという、おかしな錯覚まで覚えてしまう。
「人が…っ、来ます…!」
「もういるかもね」
「え…!?」
「冗談だ」
大佐の言葉が冗談に聞こえなくて、唇が震える。
誰かの視線が、無防備にもあらわになった胸と下半身に突き刺さるようだ。
「あ…あっ!」
気配に敏感になっている時に胸の尖りを爪で引っ掻かれて、思わず高い声を出してしまう。
そして困惑した。
今まで感じたことのない、この背筋が震える快楽は何?
「君は誰かに見られる方が感じるんじゃないかな?淫乱な子だね」
「違う…!違いますっ!」
「さっきはまったくだったのに…今はもうびしょびしょだよ」
「大佐…これ、抜いて…っ」
大佐が埋め込んだゴムの塊が膣の中で暴れている。
信じられない。
「玩具」なんて呼ばれるものが体の中に入っているなんて、ただ気持ち悪いだけだ。
感じているはずなどないのだ。
入り口しか刺激してくれずむず痒いのは、きっと体が敏感になっているから。
「でもいいだろう?」
「よくないです…!」
「気に入ったはずだよ」
「ひゃあ…っ!」
大佐は胸を撫でていた手で張り型を掴み、急に奥まで差し込んだ。
自動で振動するようになっている張り型が膣の奥を掻き混ぜる。
「いやあ!抜いてください…!抜いて…っ!」
腕と脚をじたばたとさせるがまったく意味がない。
張り型が体の中で小刻みに動く度に呼吸が乱れていくのが悔しい。
「中尉…脚を広げて。もっと見せて」
「い、嫌…!」
「広げるんだ」
「嫌ですってば!」
私の拒絶は聞き入れてもらえず、大佐の大きな手の平が私の脚を掴み、無理やり広げられる。
いや、こんな恥ずかしくてはしたない姿、見られたくない。
「中尉、ぐしょぐしょに濡れているのも、玩具を飲み込んでいるところも、全部丸見えだよ」
「見ないでください…!お願い…!」
何も隠すものがない内股の中心に、刺すような視線を感じる。
「…あ…っ」
まただ。
大佐の視線を感じて体が熱くなったことに目を見開く。
「ふむ、やはり見られている方がいいようだね」
「そんな…私、違います…っ」
「でも、もうイくんじゃないか?」
「あぁっ!」
大佐の指が振動を続ける張り型の上で、健気に固くなっている芽を指で押し潰した。
そして張り型は相変わらず体の中で動き続けている。
「たい…さ…っ、そこは駄目です…っ」
「気持ちいいくせに」
「そんなにしたら…!」
大佐の指先が芽を優しく撫でる度に心臓がドクドクと鳴り、鼓動がうるさい。
「とっても淫らだよ、リザ・ホークアイ中尉」
「…い、じわる…!」
わざと階級をつけて呼ぶなんてひどい。
そして蔑むような物言いに快楽を得てしまっていることが恥ずかしく、頬が真っ赤に染まる。
「あ…大佐…っ」
体をくねらせると顎から汗が滴った。
体が熱い。
大佐が触れている場所も、膣の中も、火傷しそうに熱い。
無意識のうちに腰を前後に動かしてしまう。
プライドの高い心が認めたくないだけで、本当は背筋がぞくぞくと震えるほど感じている。
「…あぁ…っ、う…っ」
「ん?」
「…やだあ…っ!わ、たし…!もう…!」
いつもより感覚の冴えている体に、神経が剥き出しになったような体にこれ以上何かされたら、頭がおかしくなりそうだ。
「ん?もうおしまいか」
「いやあっ、いや…!」
「いいよ、イけばいい」
「ひぁっ…!――ああぁっ!」
目の前が真っ白になった。
手首を縛る縄が、ピンと真っ直ぐに引っ張られる。
大佐の指先が芽を強く掴み、そしてもう片方の手で張り型を奥まで押し込んだのだ。
身に起こった出来事を理解するまでだいぶ時間が掛かった。
「大丈夫か、リザ」
「…は…、あ…」
「ああ、床がびしょびしょになったな。あとで綺麗にしなさい」
「…た…いさ…」
「私に見られて、こんな『玩具』にイかされて、気分はどうかな?」
まだ呼吸が整わない。
最初は目隠しをされて怖がり、ありもしない視線に怯えていたのに、そのうち視線も暗闇も快感に変わり、こんなに呆気なく達してしまった――
自分は潔癖に振る舞うだけで、実は淫らな女だったのかと思うと声が出ないほど打ちのめされた。
きっと、目隠しの向こうには満足そうな大佐の顔があるのだろう。
そう思うと傷付いた心が少しだけ癒えた。
私は大佐の犬。
大佐を満足させられれば、それでいい。
膣から乱暴に張り型が抜かれ、熱いものが宛がわれる。
はち切れんばかりに大きくなった大佐の雄。
絶頂を迎えたばかりの体にはあまりにも刺激が強すぎて涙が滲むが、唇を噛んで受け入れる。
「…暴れるなよ?そうしたらお仕置きだ」
「…暴れないです…」
「ん?素直だな」
「…でも…、お仕置きも、楽しみにしてます…」
「はは、それでこそ私の副官だ」
大佐の楽しげな声が耳に心地よく、私を駄目にする。
この大佐の悪い癖が直らない原因は私。
一番悪いのは大佐ではなく、彼を甘やかす私だ。



かなり前、twitterにて
●マスタングとリザちゃんがにゃんにゃん中、お客さん二人(TさんとHさん)が観察、撮影
●リザちゃんは目隠しをされ、手首を縛られ、玩具でグリグリ、猫が乱入して尻尾で色々なでなで、脚を開かされる
という内容で盛り上がったのです。
この内容に興奮した私が以下のSSを書きました。
盛り込めていない内容もあります。
この時、一緒にお話をしてくださった方々のおかげでSSを書くことができました。
ありがとうございます!




 


彼曰く、私が酔っ払うと妙に密着してくるから、とても困るらしい。
別に、そんなことないと思うんだけど。
第一、いつも所構わず今身につけている下着の色を当てるゲームをしたり、突然私に抱き着いてくる彼に、そんなことを言われたくない。
酒がなくなり空になったグラスをテーブルに置いて、ソファーの背もたれに深く見を預ける。
それから隣に座る彼に寄り掛かる。
彼の肩に頭を乗せて、高いであろうシャツに頬擦りをする。
別に酔っていない。
今日は寒いから、ちょっと人肌が恋しいだけ。
彼はいい香りがするから、もう少し近付きたいだけ。
「…君、酔っているだろ?」
「酔ってないですよ」
彼の腕に抱き着いて、否定を表すために首を横に振る。
「疲れているから酔いが回るのが早いのかな」
酔ってないと言っているのに、彼は勝手に断定し、そしてため息混じりに独り言のように呟いた。
まあ、確かに疲れてはいる。
命に関わるものではないものの、最近は小さな事件が続いて、彼とその部下は処理に追われて残業続きだった。
こうして彼と二人きりで過ごし、ゆっくりとお酒を飲めるなんて久しぶりだ。
「もう寝よう」
「えー?」
「『えー?』じゃない」
彼は私の背中と膝の裏に腕を回して、軽々と私をソファーから抱き上げた。
もっと飲みたいと抗議する私を無視し、私の体をそっとベッドに下ろす。
「お風呂は…明日の朝でいいか」
「…大佐、もう寝ちゃうんですか?」
不満を訴えるために唇を尖らせて、私に背を向けてベッドに腰掛けた彼を見上げる。
「だって、君、酔っているだろ。もうおしまい」
「酔ってないですー」
「語尾を伸ばすところが酔ってる証拠だ。ほらほら、いい子は寝なさい」
彼は子供をあやすように、私の頭をぽんぽんと軽く叩いた。
「…本当に…寝ちゃうんですか…?」
このまま、何もしないで寝ちゃうの?
頭を撫でる彼の手を振り払い、そんな意味を込めて彼をじっと見つめると、彼も同じことを考えていたのか、彼はにこやかに笑っていた顔を微かに引き攣らせた。
独り寝の寂しい夜が何日も続き、やっと何にも邪魔されない二人きりの夜がきて、思うことは彼も私も同じはず。
彼は羊を数えてくれる慈しみのある人ではなく、羊を食べてしまう狼の方が似合う。
しかし、彼は実は真面目な人だったりする。
酔っ払った女性を抱くことは、彼の紳士道に反するらしい。
うーん、どうしよう。
意外に頭の固いこの人をどう説得しようかと考えていると、ふと視線を感じた。
ベッドに寝そべる私のことを、彼が密かに見ている。
仰向けになったせいでブラウスが胸の形通りになったその線を、スカートから伸びる脚を、熱っぽい視線で彼が見ている。
やっぱり彼もしたいのね。
なかなかいつものように踏み出せない彼が可愛らしくて、素知らぬふりをしてしばらく見守ることにした。
「…中尉…」
「…なんですか?」
急に彼の手が伸びてきて、ブラウスの第一ボタンをゆっくり外す。
やっぱり我慢できないみたい。
「パジャマに着替えるだろう?」
「このままでいいです」
「…寝にくいだろう?着替えよう」
「平気です」
ブラウスの隙間から入り込んだ彼の無骨な指が鎖骨の辺りを行ったり来たりして、ただその繰り返しだ。
くすぐったくって変な声が出そうになり、慌てて抑える。
ああ、もう、焦れったい。
私が欲しい刺激はこんなものじゃ足りない。
「大佐」
「うわ!?」
ブラウスから覗く肌を触っていた彼の手を掴み、手を重ねたまま裾からブラウスの中へ導く。
そして下着を押し上げ、ブラウスの中であらわになった乳房を彼に握らせた。
「ちゅ、ちゅ、ちゅーいっ!?」
「何を驚いているんですか。いつもしていることでしょう?」
「君からしてきたことはない!」
彼は慌てて手を引っ込めようとするが、そうはさせないと上から彼の手を押さえ付ける。
「…ひゃ…っ」
ブラウスの中で暴れる彼の指先が胸の頂きに触れて、体に甘い痺れが走り、思わず声がもれた。
「そんな声を出すな…こっちは我慢しているんだぞ」
「我慢しないでください…。…私、したいです…」
「…酔っている女性を抱くことはできない」
「もう、酔ってないですってば」
「この状況からして酔ってる」
「確かに少しは酔っていますけど…。がばかば見境をなくした訳じゃないですし、性格が変わるほど酔ってません!」
「明らかに性格が違うじゃないか!」
「じゃあ鎖骨を触るだけでいいんですか!?」
「そ、それは…」
焦れったくて頬を膨らませた私と、図星なのか目を泳がせる彼の睨み合いが、しばし続く。
「…ん…っ」
しかし、沈黙を破ったのは、彼がまたわずかに指を動かしたせいで我慢できずにもれた私の声だった。
「頼むから、そういう声を出すな…」
「だって…指…」
「目も潤ませるな」
「大佐の指…ひんやりしてて気持ちいいです…」
「それは君の体が熱いからだろう」
「…大佐…っ」
彼の大きな手の平が乳房を包んでいるだけでも、気持ち良くて背中が震える。
呼吸はすっかり乱れ、ブラウスの中の胸は大きく上下している。
「…物欲しげな顔をするな」
「…そんなこと…言われても…」
そんなことを言われても困ってしまう。
これだけでは全然足りない。
もっと欲しい。
一人で眠りにつく寂しい夜が続いた体はすっかり熱が冷めてしまって、体を温めてくれる彼を求めている。
隔てるものをなしに、汗や涙でぐちゃぐちゃになった肌と肌を合わせることを欲している。
お願いだから、もう焦らさないで。
ちゃんと触って。
もっとしっかりとした刺激が欲しくて、寂しい体を満たしてほしくて、焦燥感から泣きそうにすらなる。
「…あぁっ!」
突然、胸の頂きを指先で強く摘まれて、背をのけ反らせる。
空っぽの下半身がじくじくと疼いて、思わず太もも同士を擦り合わせた。
「…いやらしい」
その様子を見た彼が、私と額と額を合わせながらぽつりと呟く。
「誰のせいですか…っ」
「君は額も熱いな。頬も熱い」
頬を舌の腹で舐められ、くすぐったさから片目を細めると、彼が深くため息をついた。
「せっかく我慢しているのに…そういう可愛い顔をされるとなあ…」
「こ、これで我慢してるんですか!?」
自分から導いたのが原因だけれど、もう胸を散々触っているじゃないかと言いたくなる。
「大体…我慢したままで…このままで、寝れるんですか…?」
「そうなんだよなあ」
彼はブラウスから手を抜き取ると、私の上に覆いかぶさって私の体を抱き締めた。
体の手が乳房から離れていくのを引き留めたいほど名残惜しく見つめていると、彼はそれに気付いたのか、笑いながら私に触れるだけの口付けをした。
「本当は、誰よりも君に一番優しい自分を見せていたいんだけどなあ…。君の前だと紳士ではいられない」
「そんなこと…別にいいです…」
「あとから怒らない?」
「怒らないですよ…。…だから、あの…」
「そうか」と呟いた彼は、とうとう羊の皮を脱いで狼に変わり、少々荒い手つきでブラウスを脱がせた。

「…んー…っ!」
「こら、リザ」
唇を押さえた私の両手を彼が素早く引きはがす。
慌てて彼の手を振り払おうとすると、両方の手首を掴まれ、シーツに縫い留められた。
「声を抑えるなって言っただろう」
「…だ…って…」
「今回は君から誘ったんだぞ」
「手…!手、離して…!」
「嫌だよ」
ただ彼が私の中に入ってきただけなのに、まだ動いてもいないのに、頭のてっぺんから足の先まで電流のようなものが走り、頭がおかしくなりそうだ。
「変な声…聞いてほしくないんです…っ」
「変じゃない。すごくいい声だ」
「あぁっ!」
雄が大きく動き出し、首がのけ反った。
あらわになった喉に彼が軽く噛み付く。
彼が指と舌でどろどろに溶かした女の場所は彼を容易く受け入れ、結合部は恥ずかしい水音を奏でている。
「あっ、…やだ、大佐…!」
「ん?」
彼が腰を打ち付けながら胸を揉んでいる。
彼がつけた赤い痕が散らされた胸は彼の手の中で形を変えて、自分の乳房だというのに、その光景は官能を呼び起こす。
「…い、いやらしい…っ」
「そうだね。君が、すごくいやらしい」
思わず声に出してしまうと、彼に笑われて、さらに「いやらしい」と言われ、熱を持った頬がさらに赤く染まる。
何度も彼に揺さ振られ、雄に私の中を荒らされ、言葉にならない喘ぎ声を上げる。
彼と繋がった場所があまりに熱くて、溶けて消えてしまいそうだ。
「…マス、タングさん…っ」
もうすぐ苦しいほどの大きな快楽の波が来る分かって、必死に彼の名を呼んだ。
「リザ?何?どうした?」
「もう…っ、駄目です…!」
「イくの?」
彼の言葉に何度も頷く。
体がどこかに飛ばされてしまいそうな少しだけ怖いこの感覚を、顔の横にあるシーツを掴んで耐えていると、彼はシーツから指を離させて両手を握ってくれた。
「大丈夫だから。リザ、気持ちいい?」
「気持ちいい…っ」
「どこがいい?」
「…ん、わかんない…!」
「分からないの?」
「あぁ…っ、もう本当に駄目…っ!どうしよう…っ…、マスタングさん…!」
「大丈夫、大丈夫だから」
繋いだ両手をきつく握って、彼は雄で奥まで貫いた。
「ひゃ…っ、――ああっ!」
頭が真っ白になる。
今、叫んだのは私?
最後はもう声すら出ない。
体が強張り、そしてやがて緊張が解けるとシーツの上にどさりと体が落ち、それをどこか遠い世界で感じている不思議な気分だ。
腰を打ち付ける動きを止めた彼が背中を優しく撫でてくれて、だんだんと乱れていた呼吸が落ち着く。
ふと、何度が瞬きをすると、涙でぼやけた視界に、眉を寄せた彼の顔が映った。
「…マス…タングさん…」
「ん?」
だるい腕を緩慢な動きで持ち上げ、彼の頬に触れる。
「ん?どうした?」
彼が笑いながら、頬を触る私の指に手を重ねる。
「…マスタングさん…気持ちいいの?」
「え?急にどうした?…そりゃあ、気持ちいいよ。食いちぎられそうだ」
「…食べたりしません…」
彼の答えを聞いてはっとする。
そうか。
私だけではなく、ちゃんと彼も気持ち良いのか。
「…マスタングさん…もう動いていいですよ」
「ん」
返事をした彼がゆっくりと動き出す。
彼の下で揺さ振られながら、彼の顔をじっと見ていると、わずかに唇を噛み締めたり、頬に力を入れたりしていて、彼は平常を装っているけれど、すごく気持ち良いみたいだ。
彼が快楽を感じていることを表に出している様子を見ていると、こちらまで気持ち良くなってきてしまって、思わず雄をぎゅっと締め付けてしまった。
「…っ。おい、不意打ちだぞ」
「ふふ」
声に出して笑ってしまうほど妙に嬉しくて、彼の首に腕を回す。
そのまま肌を合わせて密着すると、彼の固い胸板と、私の柔らかい乳房が擦れ合う。
いつもは、屈強な男と、なよなよとした女の体の造りの違いが嫌いだけれど、セックスの時だけは、自分が女で良かったといつも思う。
男の彼のことを受け入れられて、優しく包み込んで、彼を気持ち良くさせることができて、そんな存在に生まれて良かったと心底思う。
「…マスタングさん…」
「何?」
「私…女で良かったです…」
「…私もそう思うよ」
「…なんか幸せです…すごく…」
「だから…そういう可愛いことを言うな」
「ひゃっ」
何か言葉を続けようとしたのだけれど、彼が肩に私の両脚を乗せ、思いきり腰を打ち付けてきたため、このあとは口から出るのは喘ぎ声のみだった。

事後、すぐに酔いが醒めてしまって、自分から誘ったことや、いつもより大胆だったことを恥じて、彼に背を向けて狸寝入りを決め込んだ。
事後の処理を終えた彼は私を後ろから抱き締めて、疲れた体を労るようにお腹や腰を撫でてくれた。
しかし私は寝た振りをする。
「リザちゃん」
彼に呼び掛けられるが、寝た振り、寝た振り。
「リザ…私に嘘をつけると思っているのか?」
「ひゃあっ」
急に内股をくすぐられ、我慢できずに変な声が出てしまった。
「君は寝た振りもできないのか」
「…う、うるさいです…」
「酔いは醒めたようだね」
「…はい…」
「さっきまでのこと、ちゃんと覚えてる?」
「…はい…」
「そうか」
彼は満足げに頷くと、何故か私の体の上に乗り上がり、そしてベッドに固定するように私の両肩を掴み、私のことを組み敷いた。
「今も幸せ?」
しばらくすると、軽い口調だが、真剣な眼差しで、じっと私の目を見て彼は尋ねた。
「そんなの…」
「…そんなの?」
「……いつも、幸せ、です」
照れ隠しのためにぶっきらぼうに、彼から盛大に顔を逸らして答える。
熱が冷めたはずの体がまた熱くなる。
「…そうか、リザ…」
「な、なんですかっ」
彼は口元を緩ませ、そしてプレゼントをもらった子供のようにきらきらと目を輝かせ、嬉しそうに私に頬擦りをしてきた。
「うんうん、私も幸せだ。でも不合格だな。ちゃんと私の目を見て言わないと駄目だ」
「…そんなの無理ですよ…」
「だったらもう一回やらせて」
「嫌です!」
酔いが醒め、そして疲れ果てた私は先程のように大胆にはなれず、彼との攻防戦に苦労するのだった。








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